11.22.2010

co-design デザインビジネス塾(傍聴)


本当に色々あって投稿が遅れに遅れてしまいましたが、9月下旬の少し遅い夏休みの為に神戸へ帰省する途中、今年から大阪で始まったco-design「デザインビジネス塾」という若手のデザイナーを育成しようという集まりの円卓会議の1つに参加してきました。場所は中ノ島BANKSという大阪・梅田から環状線で一駅と徒歩5分の河川沿いに作られた商業施設。この空間はこういった場所を有効利用する実験の一環でもあるみたいです。



今回の円卓会議の座長はオープンデスクでもお世話になったムラタチアキさん。「大阪発エコと創エネが世界を救う」というテーマで、大阪ガス、シャープ、三洋電機からエンジニア、デザイナーの方をお呼びして議論が行われました。始めに大阪ガスとシャープの方は社会システムとしての、三洋電機の方はよりパーソナルなレベルでのエコと創エネについて
お話して下さいました。

各企業の環境課題に対する取り組みを始め、レジ袋とエコバッグを例にした既存の社会システムのサイクルを逸脱してしまうことによる見えない環境負荷の増加や、未来の環境都市大阪の姿などが話題になりました。傾向としてはどの企業も単発のエコではなく、ソリューションとしてのエコロジーの達成が目指されているのが感じられます。また、エコ=お得という製品の消費者向けの価値感がなかなか外せない現状も課題の様です。

最近、シャープや三洋が太陽電池を納入したメガソーラー発電所の特集を良くニュースで見ます。ソーラー発電所は面積が必要という課題はありますが、発電所建設の工期は短く(風雨に耐えるパネルが設置できれば良い)、環境への負荷も低い(大きな建物が必要ない)というメリットもあり、使われなくなった施設の跡地をソーラー発電所にするというのが今の流行らしいです。これからの創エネに関わるメーカーの流れとしては、エコロジーな都市システムを構築し、それパッケージとして世界に向けて輸出していくという、まさにソリューションとしてのエコデザインが進められています。その中でデザイナーはどの様に振舞うかを考えなければいけませんね。

終了後、ムラタ塾の方々と三洋電機デザインセンター所長の清水さんを囲んで近場のおでん屋で飲み会になりました。うっかりこの様子をカメラに収めるのを忘れてしまった。もったいない。

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