11.17.2009

作品|Zero Emission Sports Ride




これは3年前に制作した、大学に編入してきたころに考えていた競技車両のコンセプト(3Dのトレーニングも兼ねた)作品です。「なぜモータースポーツは普通のスポーツとは別扱いなのか」「モータースポーツはオリンピック競技にならないか」「日本でモータースポーツがもっと一般的になるにはどうしたら良い」といったところから考えたものです。冬季オリンピックではボブスレーやリュージュといった乗り物による競技がありますから、モータースポーツがオリンピック競技になるには何が足りないのか?それは「人の能力が比較できること」ではないだろうか。

現状のモータースポーツはドライバー以上に車両の性能がものを言います。技術力も人の能力ですがこの部分がスポーツと認識されない所以ではないでしょうか。純粋にドライバーの腕を競う、速く走る為に車両を操る能力を比較できれば「スポーツ」になれると考えました。

このコンセプトはボブスレーをモチーフにした2人乗りのEVです。1人はアクセル/ブレーキ/ステアリング、もう1人は空力、姿勢制御を担当します。アクセル以外は油圧で作動し、2人の操作タイミングが走行性能に大きく影響します。競技形式としてはスノーボードクロスの様な全長数キロ程度の市街地コースのタイムアタック形式、限られた電力で走行距離を競うエンデューロなどを想定。

時間があればもう一回同じコンセプトで作り直したい。

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