7.16.2009

作品|時の経過を楽しむ、ゆったりした生活のためのデザイン



2008年度卒業研究・制作。「時の経過を楽しむ、ゆったりした生活のためのデザイン」をテーマに「1日の時間を作る照明」をコンセプトに制作したフロアランプ「soupir」です。

最近の生活環境を見ていると、1日のほとんどを蛍光灯の下で生活している様に感じます。特にオフィスや商業施設で働いている人は1日の大半を屋内で過ごしています。仕事場の多くは作業のために必要な明るさが決められており、仕事をしている間はずっと明るい室内に居なければなりません。この様な生活は時間の経過を体感できず体がリズムをとる事が出来ません。個人的にそういう日は、1日を浪費してしまった様に感じます。



(左から朝、昼、夕、夜)

soupirはその場所の時間に合わせて、太陽の高さや色、音を再現します。時計の針や数字ではない、自然な時間の体感を実現し緩やかな1日の変化をユーザーに与えます。soupirが夕焼けを見せ始めたとき、ちょっと外に出てみればきれいな赤から青に変わる綺麗な夕焼けに出会えるかもしれません。




soupirのスタイリングモチーフは音符と高層クレーン(リズムと都会)です。

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