8.17.2010

Particle Light

先週は二泊三日のゼミ合宿に行ってきました。上の写真はマニュアルフォーカスで焦点距離を最短に設定して撮影した花火の様子です。ちなみに昨年はシャッター開放によるライト・グラフィティや星空の撮影を試したりしてました。


写真だけでは飽きたらず、ムービーで撮って編集までやってしまいました。気がつけば学生最後の夏休みです。

8.08.2010

SENSING NATURE

人が少なそうな平日の昼間を狙って、先日、森美術館で行われているネイチャー・センス展に行ってきました。セカンドネイチャーも行きそびれたので吉岡徳仁氏のインスタレーションは初めて見ます。


作家:吉岡徳仁
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

最初に目に飛び込んでくるのは「SNOW」。正直、この手のものは写真じゃ伝わらない。雪に見立てた羽の浮遊感や、舞い散る羽の向こうから差し込む光の具合など、言葉にした瞬間に安っぽくなってしまいます。白はこの作品のテーマカラーでもありますが、空間も作品も白という状態にすることで、色に情報を失わせて羽の舞う現象へ意識が向くきっかけになっていると思います。雪の日に空を見上げた感覚が何となく湧いてきます。彼が「形」を作る人ではないということがよくわかる。


余談になりますが、中に小さな風車が2つ程あってそれらが羽を舞い上がらせるのですが、そのうち風車から発火しないかがちょっと心配です。


作家:吉岡徳仁
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

1年という時間をかけて育てた結晶の塊「The Light」。思わず触ってみたり、様々な光を当ててみたくなる。


作家:篠田太郎
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。

「銀河」という作品。円形の水面は銀河。水滴による波紋は1つの星。時折、天井から一斉に一滴だけ落ち来るのですが、その一瞬を見逃さない様にじっと見てしまいます。rainy.toneの展示にこういう仕掛けを施したいところです。


作家:栗林隆
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。 

最初に見えるのは土の中、落ち葉の中。穴から顔を出すと木々がそびえているのが見える「ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)」という作品。小動物になった感覚がユニークです。


「ネイチャー・センス」というテーマだからか、ホントにアートっぽいアートよりかは自然に楽しめる気がします。おすすめです。写真が撮れるだけでもかなり美術館の在り方が変わった気がしますが、残念なのは視覚とせいぜい聴覚にしか情報が入ってこないことです。僕としては例えば「Snow」の空間の中に入って寝そべって、体に雪(羽)が積もっていく感覚まで味わってみたいところです。


しかし、トークセッションがあると知っていたら今日行ったのに…調査不足!

8.05.2010

Rhinoceros Workshop

朝から夕方までのライノ初心者向けワークショップを研究室で開催。PLANEの方に講師として来て頂きました。実習課題はiPhone4で難易度低めです。自分は余った時間で3ds形式に変換、Shadeにインポートしてレンダリングまで。

fuRoのプロジェクトでは形に加えて構造も考えて作らなければならないので難易度はかなり上がるのですが、後輩は大丈夫だろうか。

8.04.2010

rainy.tone第二次試作へ

rainy.toneの第二次試作が始まります。前回の試作は大部分を光造形で作ったので強度的に弱かった事と、真鍮ベルがあまりにも重かったため検証中に台座が破損してしまったようです。そこで、今回は台座を金属で制作する運びとなり、作り方、強度などを考慮してディティールを変更しました。

真鍮ベルの重みに耐える強度も必要なので、今回はCG上で形状を検討して寸法を出して図面化した後、アルミ材と木材を使ってモックを作りました。未開封の500ccペットボトルを乗せても平気だったので、脚がプルプル震えていた前回よりもだいぶ頑丈になりました。ただ、もっと重要な課題は揺れる振り子の方なのですが、こちらは作りながらバランスを探るしか無いので大変です。暇を見つけて検証します。

久々に切ったり曲げたりという作業をしましたが、やっぱり作るのは楽しいです。修論とかプロジェクトとか関係なく作品作りがしたい気分です。時間さえ作れれば…