12.10.2009

作品|wall clock ~ 太陽と月(pdwebデザインコンペ)




この作品はpdwebデザインコンペ2009に応募し、準大賞を頂きました。五代@フランスからのメールで結果を知って驚きました。


「wall clock ~ 太陽と月」は1日を空に例えて表わす「壁掛け時計/照明」です。


正確な時刻を示さない代わりにシームレスに変化する光の色とその向きによって室内空間に時間情報を広げます。「17:32…もうこんな時間か」のように固い時間体感から、「夕焼けか? そろそろ帰ろうかな?」というようなやわらかな時間を感じさせます。時間に縛られがちな現代社会に少しの癒しを提案します。


講評にもありましたが、コードの処理や昼間の明るさというのは悩みどころでした。コードは無くしたかったのえすが、電源内蔵でイメージしている光量を維持するのは難しく、ワイヤレス給電はまだ実用化には時間がかかりそうです。立体感の減らした平たい電源ケーブルというのが一番納得できると思いました。昼間の明るさについては割りきっていました。というのも考えの根幹には電気の明かりをつけず、太陽の光と生活するというものがあったからです。ある程度室内が明るければ光を消すというのも良いかもしれません。


テーマは卒研の一部から抽出したもので、つり下げ式の照明を作りながらもっとシンプルで効果的な形があるんじゃないかなぁとアイデアを巡らせ続けていたものが賞をいただけたことは大変嬉しく思います。

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