6.19.2009

修士|コンセプト1

磁気浮上実験。磁気浮上を利用した浮遊コマ「U-CAS」というものがある。これはリング型磁石の磁力のくぼみにコマが浮かぶ仕組みだ。しかし、浮上を続けるにはある程度の回転力が必要なうえ微妙なコマの調節が必要である。今回考えるのは磁石を敷き詰めたテーブルの上に磁力の層を作りオブジェを浮かべること。この様な磁力の層を作れれば精密な調整無しに物体を浮かべることが出来ると予想。


(磁気層のイメージ)

ネオジウム磁石を使ったマグネットピンを20個ほど用意して実験を開始したが、磁石1個の磁力は強力だが余り遠くまで及ばず1cm程度の浮上力しか得られなかった。また浮上させたとしても思った以上に磁気層が荒い可能性があり、水に浮かべた様なスムーズな浮上は難しいかもしれない。


(簡易実験ムービー)

この簡易実験で興味深かったのは裏返しても中央のピンが落ちないこと。反発力に比べて微弱だが吸引力も働いていた。絶妙な位置にピンを持ってこられれば浮遊させることが出来るかもしれないと考え、試してみたが上手くは行かなかった。

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