12.26.2009

宇宙時代のプロダクトデザイン

最近、宇宙開発関連の話題を結構耳にします。ヴァージン・ギャラクティックがスペースシップ2を公開したり、宇宙飛行士の野口さんがソユーズでISSに乗り込んで5ヶ月間の長期宇宙滞在を始めたり、GXロケットの予算が凍結されたり。


民間宇宙旅行(といっても数分の無重力体験)が実現しつつあり、まあ自分が生きている間には到底実現しないでしょうが将来的に月や軌道上に人が住むという時代もいずれやってきます。(もしかしたら人口が激減して宇宙開発なんてやってられない時代になるかもしれませんが。)そんな中、宇宙での生活が一般的になるとデザインはどう変るのか?と考えるとサービスやコンテンツはともかく、0G(低重力)という環境はプロダクトデザインやユニバーサルデザインにかなり影響を受けそうです。


手を放すと物は落下せずに宙を漂うことが前提になると、毎朝煎れてるコーヒーでさえ今の製品では作れません。作れたとしても出来たコーヒーをカップに注ぐことも難しい。そうなるとどういう機能が必要で、どんな形にならなければいけないか、見たこともないコーヒーメーカーやカップのデザインが出来るのではないかと楽しくて仕方がない。全く新しい地球上では生まれなかった新しいデザインの概念が宇宙にあると思うとなんだかロマンチックです。

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