12.19.2009

オープンデスクレポート in ハーズ (1)

12月中頃からムラタチアキさんのハーズ実験デザイン研究所にオープンデスク生として通っています。毎朝6:30起きの22時帰宅だけは辛いですが、大学とは違う刺激があって充実しています。

朝10時過ぎからのミーティングは何となく研究室会の様で、交代制で誰か「ためになる話」を用意したり、新しく入って来た仕事の話だったり、関西デザイン振興の話だったり、大変勉強になる時間です。小さい会社だから全員が会社を育てていくことを考えなければいけないんだなとか、これから関西のデザイン活動が面白くなりそうだとか、自分も神戸で何かしたいなとか、色々思うところがあります。


1時間程でミーティングは解散して、各自の作業に移ります。基本的にお手伝いです。初日は展示会用のプランターを6時間ほど徹底的に磨きましたが、あとはスチレンで模型作ったり、展示用のキャプション作ったり。ヘルプとは別に個人の課題も出ています。まだ企画の前段階くらいの案件で、市場調査したりアイデア出しを行って村田さんに報告・提案しています。


大学と違うのは、メタフィスというブランドアイデンティティが前提にあるということがはっきりしていることと、自分の調査やそこからの考え、アイデアを踏まえてムラタさんが次を判断するというところ。大学だと先生に相談することはあっても基本的に自分の作品は自分の物です。会社である以上ブランドアイデンティティに重点が置かれますが、難しいのは縛られすぎてアイデア発想の妨げにならないようなバランスも必要です。幸い自分にはメタフィスのイメージがしっくりくるので普段の姿勢と変わらないのですが、製品化を考えると安全性やらコストやら今まで深く考えなかった部分まで求められるのが大変なところです。

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