3.12.2010

3D Sketch



ホンダのCR-Zが様々な方面でかなり熱く取り上げられている様で、クルマ系のサイトにはバンバン関連記事が上がっています。ホンダファンとしては嬉しい限りです。スポーツカーが軒並みカタログ落ちしてモータースポーツからの車好きには寂しい時代だと感じていましたが、ようやく欲しいいと思える国産スポーツカーが出てきました。


しかしながら、コンセプトカーの頃から変わってない様で色々変わってしまって残念な部分がちらほらあります。2007コンセプトモデルの伸びやかさがかなり無くなってしまい、特徴的だったリアもインサイトベースに変わってしまいました。特に天井面の継ぎ接ぎ感が気になります。スカイルーフだとかなりひどい。なんでAピラーを黒にしたんだ。Bピラーの黒とガラス面の黒の質感をもうちょっと統一できなかったのか。取って付けた様なシャークフィンアンテナもイマイチ。どうせならリアウインドウとエクストラウインドウの境目にアンテナを仕込めば良いんじゃないか。などなど。


というわけでShadeで3次元スケッチ。久々にクルマをドローイング。きっちり4人乗れるコンパクトクーペ。日本のカーデザインはマーカースケッチが主流ですが、いつも思うのはスケッチと実物のイメージが乖離していること。スケッチだけならフィットやインサイトもめっちゃカッコいいのに出来上がった実車を見て一気にテンションが下がります。理想と現実。僕はこれが自動車デザインの問題だと思ってます。規制がいろいろあるのは分かりますが、もうちょっと現実にカッコよくできるスタイリングデザインの方法を考えるべきだと。CR-Zは頑張った方だとは思いますが「コンセプトカーのまま」とわざわざ言うほどではないと思います。2009年のコンセプトカーは量産前のプロトタイプなわけですから。


最近クルマで感じたものがあるのはプジョーのSR1で、何が気になったかと言うとサイドミラーです。ほとんどのクルマでは機能部品であるサイドミラーは取って付けた様な感じなのですが、SR1はきちっとエクステリアデザインに織り込まれています。抵抗を少なくするためにステーを翼断面にしたスポーツカーなどはありますが、これほどビジュアルとして考えられたサイドミラーは見たことがないです。アクセントにもなっていてサイドミラーがエキストラから助演俳優賞まで格上げされた感じがします。


あとジュネーブモーターショーでフェラーリを始めとする海外スポーツカーメーカーが一斉にハイブリッドを発表してきました。Hondaは先駆者として負けて欲しくないですね。


あれこれ書きましたが、落ち着いたタイミングでCR-Zの試乗には行きたいです。

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