2.16.2009

考え事|価格破壊

昔からある家電の賢い買い方「待つ」こと。最新の新型製品にはすぐ手を出さないで価格が下がるのを待つのが、安く家電を買うセオリーです。家の物の買い方は基本これでした。当時はまだ家電量販店で購入する事が普通だったので、父親と定期的に電器屋へ出掛けてました。

しかし、最近は「待てば値段が下がる」という事が一般化し、さらにネットで最安値のウェブショップを探す事が当たり前の時代になりました。結果、定価で物が売れない、売っても利益が出ない価格破壊が起きています。

過剰な価格競争に陥った結果「定価では誰も家電を買わない」情況を生み、それが続くとメーカーや販売店の体力が減り、安く作る事が前提となると物のクオリティは下がる一方になる気がします。こうなるともう誰にとっても得な状況になりません。不況によって良いものを見極めようとする消費者が増え、質の低い製品はやはり売れにくいし、例え売れても満足度が低ければ後の購買に繋がりません。最近は口コミが購入理由にかなり影響しています。

技術優先では無く、ユーザーが満足するポイントを的確につく"マーケティングとデザイン"でコストをかけるべき場所を見極める事が重要と最近思います。一消費者として安くなるのは結構ですが、安くなり過ぎは日本経済の将来に不安を感じずにはいられません。



・・・ですが、背に腹は替えられぬ、無い袖は振れぬと言わんばかりに、発売時の6割くらいまで値下がりしたところでデジカメを新調、RICOHの GX200を購入しました。ごめんなさい。

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