10.08.2009

HCD02:アイデンティティ

今週の人間中心設計特論は先生の経験談を交えて、Paul LandとRichard Sapperのデザインについて。

■2つのデザインアプローチ
・論理的な手法を活用してデザインする
 →プロセス、様々な手法を用いる

・センスや体験(経験)でデザインする
 →IBMではセンスのあるコンサルタント(Paul Land、Richard Sapper)を招いた


■Universal ⇔ Context
・ユニバーサルな美しさ
 →時代や場所にとらわれない誰にでも共通する美しさ

・コンテクストな美しさ
 →時代や地域を象徴するような美しさ


■Richard SapperとPaul Land
・プロトタイプは実寸で制作する。
 →大きさに対して感じ方は、同じ形であっても異なる。

・methodとsens
 →自由に見えるデザインの中にも彼らのルールがある。
 →絵画から取り入れた色と動きを与える「斜め」の要素[Paul Land]
 →幾何学的な造形の中に少しのユーモアを与える[Richard Sapper]

・Content [誰が、いつ、どのように] + Form [形、色、レイアウト] = Design
 →Paul Landの「良いデザイン」の条件とはこの式が成り立つこと。
 →Contentの考え方がHuman Centered Designのプロセス

・プロダクトに入れるロゴもプロダクトデザインの領域で考える。

・デザインとして素晴らしいものがアートにも通じる様に心がける。

・自分の仕事に対し常に第3者として評価できることが大切。

・才能とは教えられるものではなく自ら学ぶことで身につける。
 →なぜ「それ」が美しいのか常に問うこと。本質を見つける。


■自分のアイデンティティとは?
・工業高等専門学校での機械工学の知識
・レスキューロボット開発チームに学生研究員として関わった経験
・大学でのデザインの知識と技能
・音楽的感性?



Richard Sapper(wikipedia)(デザイン・トレンド)
Paul Land(wikipedia)(at the MIT media Lab.)

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