11.11.2009

特別講義|秋田道夫さん

昨年に続き今年も大学の特別講義に来ていただきました。話のテーマはこの「10年」について。
継続は大事
大学に現役の人が話しにきてくれるという事は良い事
実際に会うとその後、雑誌を見ると文章がしゃべり出す
50を過ぎても成長し続ける人が居るんだという姿を見ていただいてモチベーションにしてほしい

この10年は深沢直人さん
10年の発明はプロダクトデザイナーという言葉
工業デザイナー:奥山さん、水戸岡さん
インダストリアルデザイナー:柴田さん
プロダクトデザイナー:深沢さん、秋田さん

山崎先生との出会い、毎日ID賞、32年前
心の師匠、マリオベリーニ、エンツォマリ、カスティリオーニ
イタリアのデザイナー
神様=マリオベリーニ
深沢さんが出すとヒットするほど時代と合っている
神様は今見ても普遍である

デザインは究極、アイデアとプロポーション
秋田道夫=プロダクトデザイナーと主張
自分のサイトのアドレスは自分の名前に(成功する10か条)
そして".jp"それは日本人という主張

インターネットとどう付き合うか
この10年で見られる人になろうと意識
デザイナーは見る事が仕事、見て感じる感性が大事
次は自分が見られる側であると意識する
笑顔と清潔感、歯の修理エピソード
クレバーでないからクレバーな振りはしない

デザインに詳しい雑誌、デザインを知りたい雑誌
後者からインタビューが良く来る


プチ展覧会、製品の写真を回覧そして先生と秋田さんの対談へ
ブログデザイナー=秋田道夫
製品は知らないけど名前は知ってる
作品があってしゃべって、しゃべって作品があって
アクシスに掲載されたのルーターのコンセプト
割った石(ルーター)の中に銀河がある
インターネット=銀河
プロトタイプ人気は下火

コード一本で情報のやり取りが出来る様になる→コクーン
HDDのような何をしているかわからない物を視覚化する
プロトタイプはなぜもてはやされて、だめになったか
プロトタイプは的確に未来を示していない
日頃出せない物をプロトタイプにしているだけ
深沢さんの白の家庭用品シリーズが衝撃となった
プロトタイプの中に夢、リアリティを

デザイン家電はプロダクトなのにグラフィックとして作られている
携帯電話も外側の話しか聞かれない
中から外に出る様な携帯電話を

この1年で10作品ほど増えた、がんばったらがんばれるんだなぁ
去年から旬です(笑)
20歳のころ感じてた事をいつか言ってやろうと思って今に
時代に合わせようとして失敗、自分のスタイルに
「どこまで形を単純化できるか」が自分の特徴
こういう人も居ていいよね、という事がわかったから


一プロダクトデザイナーになっていく過程が語られた様な気がします。自分のデザインスタイルが何であるのかわかるというのは自分のデザインの魅力の出し方がわかる事だと思います。「こういう人も居ていいよね、という事がわかった」と言えるのがすごいです。「笑顔と不自由を楽しんでいくことが大切」という言葉が印象的でした。



懇親会では先生の持っているデバイスタイルのコーヒーメーカーにサインを頂きました。ついでに11月11日の誕生日に講義が開かれた事に乾杯。

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