11.05.2009

HCD06:ルール化から生まれるデザイン

今回のテーマは佐藤雅彦さんの「ルール」の話。


自分の好きだと思うデザインを収集し、なぜ好きなのか、その法則・ルールを見つけ出して応用すれば好きなデザインが生まれる、というのが佐藤さんの手法だそうです。


グラフィック以外にもCMを多数手がけられており、「商品が売れるCM」のルールをこれまで放送されてきたCMと実際の売り上げを比較し、売れるCMにある要素をルールとして書き出されています。


ただ、そのルールを使うだけでなく佐藤さん自身の感性的な部分、トーンが合わさって完成しています。ルール化すると言う事は方程式を作ってしまう訳ですから、そこからオリジナリティを出していくにはルールを使う人のセンスも問われるということです。


・誰もルールかしていないものの法則性を見つける事の価値
・ルール化した先にどう応用するかの重要性


とても分析的なデザインですね。「笑いプロダクト」を研究している亀ちゃんにはいつも言ってます。今ある面白いと思うグッズはなぜ面白いのか、漫才の面白さはどこにあるのかなどなど。きちんとその「面白くなる」要素を分析して応用しなさいと。

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